Cookie(クッキー)使用同意のポップアップは必要？SMARTCROSSの対応について

ネットショッピングや調べものなど、インターネットサイトの閲覧中に、クッキーの使用同意を求められる場面が増えてきていると感じる方も多いのではないでしょうか？キャンペーンを実施する際にも「参加ユーザーから使用同意を得る必要がある？」という疑問や「クライアントからクッキーの使用同意のポップアップを設置してほしいと言われた」という担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか？

本記事ではCookie（クッキー）使用同意のポップアップって何？SMARTCROSSでは対応できるの？などの疑問にお答えしていきます！

この記事はこのような担当者さまにおすすめです！

• Cookie（クッキー）使用同意のポップアップ・バナーは必要？
• クライアントの要件で使用同意のポップアップ設置を求められているけど対応できる？
• Cookie（クッキー）使用同意のポップアップってどんな意味があるの？
• そもそもCookie（クッキー）って何？
• GDPRって何？

SMARTCROSSの対応可否も併せてご案内いたしますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

それでは早速ご案内いたします！

Cookie（クッキー）、GDPRとは何か

Cookie（クッキー）使用同意に関するポップアップ、バナーについてご案内するうえで、まずはじめに理解が必要なCookie（クッキー）とGDPRについて簡単にご説明いたします。

Cookie（クッキー）とは、WebサーバがWebブラウザに送信する制御情報の一種で、ブラウザが動作しているコンピュータに永続的に記録・保管されるもの。閲覧者の識別などに利用される。

Cookie（クッキー / HTTP Cookie）とは – 意味をわかりやすく – IT用語辞典 e-Words

私たちの生活の中でよく使用される場面で例えると、あるインターネットサイトでログイン情報を入力した場合、このサイトにクッキーが使用されていると次に同じサイトにアクセスした場合に１度入力した情報が登録されているため、スムーズにログインできる。というイメージです。また、ECサイトでは商品を一度カートに入れて一時離脱しても、サイトに戻ってきたときにカートに入ったままになる、という場面でもクッキーが使用されています。

Cookieには２種類ある

Cookieには「1st Party Cookie（ファーストパーティクッキー）」と「3st Party Cookie（サードパーティクッキー）」の２種類が存在します。

ファーストパーティ（first party）とは、取引や契約、紛争など複数の主体が関係する事柄について、一方の当事者のこと。また、他の主体tの関係において、「自分自身」を表す表現。「第三者」を意味する「サードパーティ」（third-party）と対比される。

e-words.jp/w/ファーストパーティ.html

サードパーティCookie（third-party cookie）とは、Webページに埋め込まれた要素に付随して送受信される、ページ本体が置かれたサーバとは異なる外部のサーバによるCookieのこと。主に広告の配信事業者が閲覧者の行動履歴をサイト横断的に記録・追跡するために用いられる。

e-words.jp/w/サードパーティCookie.html

ファーストパーティCookieはアクセスしたサイトの運営元が発行しているCookie、サードパーティCookieはサイト運営元以外の第三者が発行しているCookieという違いがあります。前述のECサイトの例で比較すると、あるECサイトで商品を一度カートに入れてサイトを離脱し、また同じECサイトに戻ってきたときにこの商品がカート内に表示される状態はファーストパーティCookieを使用しており、サイトを離脱したあと、別のサイトを訪問した際に先ほどカートに入れた商品の広告が表示される、という状態はサードパーティCookieを使用しています。

サイト運営元以外の第三者が発行しているサードパーティCookieの使用について、近年欧州をはじめとする国々でプライバシー保護の観点から規制を厳しくする動きが強まっています。

GDPR（General Data Protection Regulation）とは、2016年に欧州連合（EU）が定めた個人情報やパーソナルデータの保護に関する規則。1995年のEUデータ保護指令を置き換える形で施行され、域内に居住する個人に紐付いたデータを扱う企業などに課される義務などを定めている。

GDPR（EU一般データ保護規則）とは – 意味をわかりやすく – IT用語辞典 e-Words

• EU（欧州連合）のGDPR（一般データ保護規則）・・・ユーザーがサイトを利用する前にCookieを受け入れる「事前同意取得（オプトイン）」を義務化
• 米国（カリフォルニア州）のCCPA（カリフォルニア州消費者プライバシー法）・・・ユーザーがCookieデータを第三者に販売されるのを止めたいときに利用停止（オプトアウト）できる仕組みを義務化。Cookieデータを第三者に販売する場合には、利用停止（オプトアウト）を選べるバナーなどの設置を義務化

Google社は、WebブラウザGoogleChromeでのサードパーティCookieを2024年後半までに完全廃止することを発表しています。

日本国内の動きは欧米に比べて遅れてはいるものの、2023年6月に施行された改正電気通信事業法によってサードパーティCookieデータを含む利用者情報を第三者に提供する場合に、「関連情報を事前にユーザーに通知」「事前にユーザーの同意を取得」「後から拒否できる仕組み」のいずれかに対応することが義務付けられました。

キャンペーンサイトにCookie使用同意のポップアップは必要？

国内の規制では前述の通り、2023年6月に施行された改正電気通信事業法により、サードパーティCookieデータを含む利用者情報を第三者に提供する場合には通知・同意取得・後から拒否できるのいずれかの仕組みで対応することが義務付けられています。

しかし、必ずしもポップアップやバナーの設置といった方法を取る必要はありません。特にキャンペーンの応募サイトなどでは一般的に個人情報の取り扱いや応募規約などを説明するページが設置されていたり、それらに同意するかどうかを問うチェックボックスが設置されていることが多く、Cookieの使用同意についても同様に同意の有無をキャンペーン参加時に取得するという方法でも問題ないとされています。応募規約ページなどの設置が難しい場合にはポップアップやバナーを掲載することでユーザへ通知・同意取得・後から拒否できる仕組みのいずれかで対応する事が必要です。

また、日本国内だけでなく欧米からの参加も可能とするようなキャンペーンでは、サードパーティCookieの使用同意のみならず、ファーストパーティCookieの使用についてもユーザへの通知や使用同意を取得することが必要となる場合があるため注意が必要です。

SMARTCROSSでは対応できるの？

SMARTCROSSでは弊社が提供するキャンペーンツールの必要なページにクッキー使用同意のポップアップを設置することが可能です。

設置対象となるページはキャンペーン参加ユーザが閲覧・操作をするフロントページに限ります。管理者が使用する管理画面や使用者が制限されているクローズドページは対象外となります。

また、上記でご案内したとおり、キャンペーンの応募フォームに応募規約を設置できる場合で個人情報の取り扱いやCookieの使用に関する同意をチェックボックスなどで取得できる場合にはポップアップやバナーを設置する必要がないため、対象外となります。

弊社サービスで同意のポップアップが望ましい場合には、契約後、納期スケジュール等の提出の際に弊社担当者より利用有無を確認させていただきます。また納期スケジュール提出のタイミングを過ぎたあと、社内やクライアントの希望により設置有りに変更する場合は検証環境の確認期間内にお申し出くださいませ。確認期間を超えますと検証環境での修正が難しいため、リリース後の対応となりますことご了承くださいませ。

仕様などの詳細につきましてはお問い合わせくださいませ。

まとめ

SMARTCROSSではどのような仕様になるか、などの詳細につきましてはお問い合わせくださいませ。またご不明点などもお気軽に下記の問い合わせフォームからお問い合わせくださいませ。

その他、SMARTCROSSの情報セキュリティへの取り組みに関しては以下の記事で詳しくご紹介しておりますので是非合わせてご覧くださいませ！

関連記事ISMS認証とは？SMARTCROSSの情報セキュリティへの取り組みについて

2023.10.19

本日はCookie（クッキー）使用同意についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？

少しでもキャンペーン担当者様にとって日々の業務のヒントになりましたら幸いです。 

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